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    2016年12月14日 更新

    転職面接を成功に導く、効果的な「逆質問」の準備と質問集

     面接をする企業にとって「逆質問」は、応募者に不安や疑問点が残っていないか、また会社に対する入社意識の高さや関心が強いかを確認するという意図がある。そのため、「特にありません」と答えて終わらせてしまうのは大きな機会損失だといえるだろう。しかし、「どのような質問をするべきなのかわからない」という人も多いはず。そこで今回、面接における「逆質問が持つ役割」や「逆質問の際に注意すべきポイント」について解説する。

    目次

    • 逆質問チェックポイント1:面接における逆質問が持つ役割
    • 逆質問チェックポイント2:逆質問を考える際の準備
    • 逆質問チェックポイント3:逆質問をする際の注意点
    • 効果的な逆質問の例

    面接における逆質問が持つ役割

    逆質問はアピールの機会

      転職者にとっての逆質問は「意欲や志望度」「スキル」「マッチング性」をアピールする役割を持っている。また、逆質問は通常の面接に比べて自発的な姿勢が求められるため、コミュニケーション力の高さを図る機会にもなっている。これらを理解した上で適切な逆質問をすると「弊社のことをしっかりと研究・理解している」「ビジネスシーンにおいて的確なコミュニケーションが取れる」といったように、志望企業側に好印象を与えることができるといえるだろう。

      上記のような結果を残すためには、面接の逆質問が持つ役割を理解した上でしっかりと事前準備を行う必要がある。以下に、逆質問をする上で注意すべき点について解説する。

    逆質問を考える上でしておくべき準備

    企業情報をどれだけ深掘りできるかが重要

      志望企業や志望業界に対する認識が曖昧なままだと的はずれな逆質問をしてしまうおそれがある。その場合「志望度が低い」と捉えられかねないため、効果的な逆質問をするには「企業研究」が必須である。以下に、逆質問をする際に抑えておきたいポイントを記載する。

    ・「志望企業のサイト」を徹底的にチェックする

      会社概要、事業内容、商品・サービスは逆質問、ひいては面接に進む上で必ず確認が必要だといえるだろう。どのような企業規模で、具体的にどのような商品・サービスを用いて事業を行っているのか、志望企業のサイトをチェックした上で「書き出し・整理」をしておこう。
     
      また、「代表者あいさつ」「取引先一覧」「採用ページ」「ニュース/リリース」なども貴重な情報源となる。志望度の高い企業の選考に進む場合は必ずチェックしておくべきである。

    ・「業界紙・報道・新聞」などに目を通す

      志望企業に関わりのある時事ニュースなどは面接の中で話題に挙がる可能性が高い。また、そうした業界の時流に関する逆質問は「業界の動向をしっかり追っている」というアピールに繋がるため、志望企業のサイトだけではなく、業界紙やテレビニュースなど、あらゆる情報媒体をチェックしておくといいだろう。

    ・避けるべき質問を把握しておく

     逆質問は自分をアピールする絶好の機会だが、不適切な質問は逆効果を生んでしまう。そのため、するべきではない質問についても把握しておく必要がある。

    避けるべき質問の例

    • 企業サイトやIR資料を見ればすぐにわかる情報についての質問
    • 「はい・いいえ」で回答できる限定的な質問
    • 細かすぎる質問
    • 意図が読めない質問

      また、上記に加えて「給与」「福利厚生」「ネガティなブ情報」(離職率、平均残業時間、業績低迷等)についての質問はあまり適切ではない。特に選考の早い段階では避けた方が無難だといえるだろう。

    逆質問をする際の注意点

    面接担当者(職位)によって質問内容を変えるべき

      面接は「担当者の役職・立場」によって志望者を見る視点が違う。そのため、逆質問の内容は担当者の視点に合わせて柔軟に変えるべきである。

    ・経営者への逆質問
      
      経営者に対しての逆質問は、「会社の現状」「将来的な戦略・ビジョン」など、会社全体の方向性を問うものを準備しておくといいだろう。中長期的な視点での活躍をアピールできることに加え、会社の現状・将来のイメージを把握することで内定後に入社を判断する要素としても役立たせることができる。

    ・現場担当者への逆質問

      現場担当者への逆質問は、「入社後の具体的な業務内容」「活かすことができる自身のスキル」など、実際に働いている社員だからこそ深く理解できている点について深掘りするのが望ましい。

      選考の進行度によって面接担当者は変わるが、事前にどの役職者が面接を担当するかわからない場合もある。そうした状況でも慌ててしまわないよう、事前に何パターン化の逆質問を用意しておくといいだろう。

    効果的な逆質問の例

    入社意欲をアピールする逆質問

    ・「志望している部署の仕事内容について詳しく教えてください」
    ・「志望している部署の人数や構成などを教えてください」

      入社意欲をアピールするには、自分が携わる業務、環境に関する質問をするのがいいだろう。具体的な話や実際の職場環境を聞き出すことによって、「働くイメージ」をより具体化することができるため、アピールだけではなく情報収集としての効果も期待できる。

    自分自身を売り込むための逆質問

    ・「これまで◯◯といったキャリアを積んできました。御社で今までのキャリアを活かすために足りないものはなんでしょうか」
    ・「前職では◯◯といった実績を残しました。御社ではどのように活かすのが望ましいでしょうか?」

      自分自身を売り込むためには、長所や具体的な実績を伝えた上で質問をするといいだろう。また、課題を確認しておくことで入社までの間にするべきことを明確化することもできる。

    聞きにくい情報を聞き出す逆質問

    ・「仕事の繁忙期はいつですか?」
    ・「配属先の1日、1週間のワークスタイルを教えていただけますか」

      残業や給与などネガティブ情報に関する質問は心象が気になるが、労働条件の確認は転職を成功させる上で非常に重要な要素である。直接的な質問ではなく、上記のように答えから推測できるような質問をするのが無難だといえるだろう。

    最後に

      「どういった質問をするべきかわからない」というイメージがある逆質問だが、効果的な質問をすれば具体的な情報収集や自分自身のアピールチャンスにすることができる。逆質問が持つ役割を理解した上で、入念な準備を心がけたい。