ここで働きたいをつくる

    2017年01月12日 更新

    残業時間が減った企業ランキング―1位は3年で月間残業時間が34時間減!15時間以上減少した企業は?―

     働きがい研究所 調査レポート「6万人の社員クチコミによる『平均残業時間推移』」では、2013年からの3年間で全企業平均において月11時間の大幅減少が見られ、業界別に見ても、ほぼ全ての業界で減少傾向があるという調査結果を発表。その調査結果を受け、今回の調査レポートでは具体的にどのような企業で大幅に残業時間が減少したのかを調査した。
     Vorkersに寄せられた、現職社員(回答時)による残業時間データを年次で集計し、企業別に平均の推移を調査。Vorkersが実数として取得している残業時間は、企業が公式に発表している残業時間ではなく、社員自身が認識している残業時間となるため、サービス残業が含まれた、より実態に即したものとなっている。

    残業時間が減った企業ランキング

     … Vorkersのクチコミ総合評価

    残業時間が減った企業ランキング

    1. ニッセイ情報テクノロジー株式会社
      3.24 867件のクチコミ
      残業
      -43時間
      2013年
      96時間
      2014年
      72時間
      2015年
      57時間
      2016年
      53時間
    2. フューチャー株式会社
      3.40 1753件のクチコミ
      残業
      -37時間
      2013年
      102時間
      2014年
      103時間
      2015年
      113時間
      2016年
      65時間
    3. アクセンチュア株式会社
      3.75 9346件のクチコミ
      残業
      -34時間
      2013年
      93時間
      2014年
      76時間
      2015年
      61時間
      2016年
      59時間
    4. 株式会社マイナビ
      2.99 1899件のクチコミ
      残業
      -29時間
      2013年
      71時間
      2014年
      64時間
      2015年
      51時間
      2016年
      42時間
    5. みずほ証券株式会社
      2.92 3324件のクチコミ
      残業
      -27時間
      2013年
      73時間
      2014年
      50時間
      2015年
      55時間
      2016年
      46時間
    6. デロイトトーマツコンサルティング合同会社
      3.49 2344件のクチコミ
      残業
      -25時間
      2013年
      112時間
      2014年
      107時間
      2015年
      94時間
      2016年
      87時間
    7. 株式会社サイバーエージェント
      3.67 2110件のクチコミ
      残業
      -25時間
      2013年
      76時間
      2014年
      81時間
      2015年
      74時間
      2016年
      51時間
    8. 第一生命ホールディングス株式会社
      3.12 1933件のクチコミ
      残業
      -25時間
      2013年
      59時間
      2014年
      40時間
      2015年
      47時間
      2016年
      34時間
    9. 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
      3.36 1877件のクチコミ
      残業
      -23時間
      2013年
      58時間
      2014年
      46時間
      2015年
      36時間
      2016年
      35時間
    10. 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
      3.21 2158件のクチコミ
      残業
      -23時間
      2013年
      51時間
      2014年
      44時間
      2015年
      40時間
      2016年
      28時間
    11. 株式会社ニトリ
      3.23 1206件のクチコミ
      残業
      -22時間
      2013年
      41時間
      2014年
      33時間
      2015年
      14時間
      2016年
      19時間
    12. ダイハツ工業株式会社
      2.79 582件のクチコミ
      残業
      -21時間
      2013年
      47時間
      2014年
      36時間
      2015年
      31時間
      2016年
      26時間
    13. デル株式会社
      3.23 1933件のクチコミ
      残業
      -20時間
      2013年
      40時間
      2014年
      32時間
      2015年
      26時間
      2016年
      20時間
    14. 楽天株式会社
      3.23 4922件のクチコミ
      残業
      -20時間
      2013年
      66時間
      2014年
      58時間
      2015年
      51時間
      2016年
      46時間
    15. 株式会社LIXIL
      2.78 1614件のクチコミ
      残業
      -20時間
      2013年
      56時間
      2014年
      41時間
      2015年
      37時間
      2016年
      36時間
    16. 有限責任監査法人トーマツ
      3.30 4208件のクチコミ
      残業
      -20時間
      2013年
      72時間
      2014年
      66時間
      2015年
      52時間
      2016年
      52時間
    17. ソフトバンク株式会社
      3.15 6454件のクチコミ
      残業
      -18時間
      2013年
      56時間
      2014年
      52時間
      2015年
      41時間
      2016年
      38時間
    18. 三井住友海上火災保険株式会社
      3.18 1454件のクチコミ
      残業
      -18時間
      2013年
      67時間
      2014年
      63時間
      2015年
      52時間
      2016年
      49時間
    19. 京セラ株式会社
      3.03 1267件のクチコミ
      残業
      -16時間
      2013年
      49時間
      2014年
      37時間
      2015年
      46時間
      2016年
      33時間
    20. 三井住友信託銀行株式会社
      3.22 1998件のクチコミ
      残業
      -16時間
      2013年
      63時間
      2014年
      62時間
      2015年
      59時間
      2016年
      47時間
    21. 日本イーライリリー株式会社
      3.12 1444件のクチコミ
      残業
      -16時間
      2013年
      41時間
      2014年
      38時間
      2015年
      27時間
      2016年
      25時間
    22. 株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)
      2.90 2033件のクチコミ
      残業
      -15時間
      2013年
      51時間
      2014年
      56時間
      2015年
      38時間
      2016年
      36時間
    23. 大和証券株式会社
      3.32 3510件のクチコミ
      残業
      -15時間
      2013年
      44時間
      2014年
      50時間
      2015年
      37時間
      2016年
      29時間
    24. 富士フイルム株式会社
      3.31 1083件のクチコミ
      残業
      -15時間
      2013年
      50時間
      2014年
      44時間
      2015年
      51時間
      2016年
      35時間
    ※ランキングの評価点・クチコミ件数などは集計時点の数値となるため、「Vorkers」各企業ページで掲載している数値と異なる場合がある。

    社員クチコミから見る、残業時間減少の背景

     今回の調査レポートでは、2013年からの3年間で月15時間以上の残業時間減少が見られた企業をランキングにした。

     長時間労働について各企業が改善に取り組んでいる中、ランクイン企業のクチコミを通して見えてきたのは、定時退社日の設定や、帰宅時間の声かけといった「帰りやすい風土作り」と、残業時間管理や条件の設定など、会社側の「管理体制の見直し」だった。

    ・「近年、ワークライフバランスの改善に本格的に取り組んでいる。ノー残業デーの設定、月一回の有給休暇の取得勧奨などが上層部から働きかけられ、具体的な効果が出ている。(専門職、ニッセイ情報テクノロジー)」[2015年5月回答]

    ・「最近は残業60時間超えが3か月連続で続くと経営会議で取り上げられるほど、ワークライフバランスに気を使っている。ひと昔前は100時間、200時間の残業の嵐だったが、今はよっぽどではないかぎり、そこまでの働く事はなくなっている。(コンサルタント、フューチャー)」[2016年1月回答]

    ・「福利厚生が非常に良く、プライベートとのバランスは取りやすい。証券会社随一と言っても過言ではない。また残業時間も厳しく管理されており、規定を超えてくると、総務、上司に呼び出される事も。サービス残業などは全くなく、業務の効率化をひたすら図る。(営業、みずほ証券)」[2016年11月回答]

    ・「自分次第ではあるが、会社として真剣に環境を改善向上しようとしている。(マネージャ、デロイトトーマツコンサルティング)」[2014年11月回答]

    ・「仕事好きな人間が集まるが、会社側ではあまり働き過ぎないように強制帰宅など管理制度があるため調整できる。採用や人事に力を入れているので、毎年なんらかの新制度はできており、働きやすい環境を作ろうと言う意識は高いため今後も期待できる。(エンジニア、サイバーエージェント)」[2016年11月回答]

    ・「19時半前に職場を出る、残業時間を削減するということに全社的に取り組んでいる。毎年、生産性向上活動がなされ、無駄な仕事の削除など、一定の成果は出ている。そういう意味では仕事とプライベートの時間の切り分けはやりやすいだろう。(課長、第一生命ホールディングス)」[2016年6月回答]

    ・「近年、働き方改革が実施されており、勤務形態や残業規制、有給消化については改善されている。例えば、若手であれば時間管理であるため、働いた分の給与は得ることはできる。また、管理職が家庭のイベントのために、休暇を取るケースも多い。一方で、繁忙期は深夜、休日の出勤は当然存在する。それでも、最低限の法令遵守意識を持ってやってはいる。(エンジニア、伊藤忠テクノソリューションズ)」[2016年9月回答]

    ・「サービス残業はないといいきれるので、バランスはとりやすいです。ただ、残業をさせない風習があるので、勤務時間内で仕事を終わらせれる人間になれというプレッシャーは感じます。(販売担当、ニトリ)」[2014年6月回答]

    ・「年休取得率最低でも 80%以上なので有休は取りやすい。また、月間残業時間45時間以下制限されるため、自分の時間が作りやすい。(生産企画、ダイハツ工業)」[2016年6月回答]

    ・「以前は夜中まで働いていたイメージですが、この点はかなり改善されていると思います。45時間以上働くには上司の申請が必要です。外回りは直行直帰もある程度しているんで、ある程度時間を作るのは楽だと思います。もちろん仕事が立て込んでいる期末やトラブル対応などやるべき時は遅くなりますが、昔とは変わったなというイメージです。(営業、デル)」[2015年8月回答]

    ・「調整しやすくなったと感じる。残業については、以前は慢性的に60時間を超える状況だったが、全社的に45時間以内に抑えようとする施策が浸透しつつあり、現在では毎月40時間以内に収まるほどになった。(エンジニア、ソフトバンク)」[2016年10月回答]

    ・「最近は残業を減らしていくといった雰囲気であり、19:00以降は組合より声かけがある。出社時間に関しても8:00以降にするようにという雰囲気。(事務、三井住友信託銀行)」[2016年6月回答]

    ・「とても調整しやすい。(ワーク・ライフ・バランスは)会社全体で取り組んでいるひとつである。例として土日や平日19時以降のメールなどは禁止などあり。(MR、日本イーライリリー)」[2016年10月回答]

    ・「最近は特に残業が厳しくなっており、閑散期で42時間、繁忙期で78時間以内に収めるように徹底されている。本当かどうかは分からないが、その残業時間を超えてしまう場合、残業の少ない場所へ移動させるという徹底ぶり。(オペレーター、HIS)」[2016年12月回答]

    ・「2016.9月より働き方改革の一環で残業半分を目標に活動中。これもあり過剰なオーバーワークが減ってきてはいる。(研究開発、富士フイルム)」[2016年10月回答]

    データの集計について

    データの収集方法

     「Vorkers」の会社評価レポートへの回答を通じてデータを収集している。会社評価レポートの回答条件は下記の通り。

    ・社員として1年以上在籍した企業の情報であること
    ・500文字以上の自由記述項目と、8つの選択項目に回答いただくこと

     以下の2つのデータについても収集している。

    ・月間残業時間(実数)
    ・有休取得率(実数)

    対象データ

     Vorkersに投稿された回答時現職の社員による残業時間62,666件を対象データとしている。その内、各年10件以上の回答がある112社を対象にランキングを作成した。(集計期間:2013年1月~2016年11月)

    記事提供:Vorkers 働きがい研究所